のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ケヤキザコ遊山「しあわせな時間」

森の夜明けは、鳥の声から始まる。 月が西に沈み、うっすらと空が明るくなり始めると、森にはまず鳥の声が谷に響く。 灰をかき分けて残り炭に、少しの小枝を集め火をつける。 小さな音ととともに、簡単に火がおこる。 まずは、朝のコーヒーをいっぱいいただ…

ケヤキザコ遊山「月光」

ゆっくりとした時間を感じながら、ふと気がつくと、雲がすぐそこまで迫っていた。流れる時間が、ゆっくりとしているね。やっぱり、一泊は良いな。日帰りよりも一泊、一泊よりも二泊流れる時間の感じ方が違ってくる。 これも準備をしっかりしているからいえる…

週末天気

先日の遊山で雲に興味を持って、少し調べてみた。 雲はだいたい、10種類(十種雲形)に分けられていて、巻雲(けんうん)と積雲(せきうん)に分けられる。 タテ方向にのびる雲は「積」 ヨコにに伸びる雲は「層」 雨を降らせることが多いのは「乱」と覚える…

ケヤキザコ遊山「焚火」

さあ、薪は沢山あるぞ。 森での一夜には焚き火が欠かせない。 ちっちゃいころは風呂焚き当番でねー 風呂の焚き口が遊び場だった。 薪を割ったり、大きな釘を探しては真っ赤に焼いて金槌でたたいて刃物を作ったり。 楽しい思い出がいっぱいです。 まず、お湯…

ケヤキザコ遊山「今宵の寝床」

お天道様が空の真上にさしかかる頃には、白髪山山頂がガスで覆われ始めていた。 はやり、今晩は森の中で一夜を過ごすのが正解のようです。 テント場は、ここと決めず、その時の天候に合わせて選択する。それも、この山域を知り尽くしているからできること。 …

ケヤキザコ遊山「森が近い国」

四国に来るといつも思う。ここは林業の国、なんだなと。 山地の奥の奥。そのまた奥に、道は延び、人々の暮らしの痕跡がある。切り出した木々を里へ運ぶために道を開いた。 今、このように比較的簡単に森と戯れることができるのも、道のおかげ。いつもの場所…

ケヤキザコ遊山「森の目印」

奥物部の森は、ここから河童さんたちとのお付き合いが始まった。 初めて訪れたのは、2012年春だから、もう7年も前なんだ。 あれからこの森を訪れたのは何回目かな。 もう片手はこしたと思う。 あの窪地がヌル谷で、その横が門番の大ツガ あの稜線で満天…

ケヤキザコ遊山「河童予報」

春に続いて、今年2回目の土佐訪問は、すこし甘えさせていただいて 前日の夜間入り。 のろさん、稜線はやめた方が良さそうだよ。四国の山域、特に西熊山域の天気はほぼ予想できるといい、いつもぴったりで、びっくりする河童天気予報は、現地での経験と天気図…

畑の仕舞いのこと

ここ数年、仕事の都合で単身赴任生活が続いていて、畑については手のかからない芋類やタマネギなどを中心に植え付けてきたが、それもなかなか大変な状態になってきていて、9月末での更新はしないことを決めた。 十数年前、小さかった子供に、これでもかって…

ヨウシュヤマゴボウ

友人からいただいたカレンダー 身近な植物が素敵に描かれていて、毎月めくるのを楽しみにしています。 9月はヨウシュヤマゴボウ 花言葉は、「野生」「元気」そしてなぜか「内縁の妻」 おいしそうな実が野山のあちこちで見られますが、実を含めて根っこまで、…