その場所は 空と地の境目だった。 西の琵琶湖側から沸き立つ雲は、南北に走る稜線で受け止められるためか、稜線を境に西は雲の中。 東は雲の外と、雲の中に入ったり出たりと、歩を進める。 静かだ。 あおー、あおー アオバトの声が霧の森に響きわたる。 こん…
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