のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

小屋泊まりの三ノ峰 西の谷から

帰ってきた。 どこか郷愁を誘うこの場所からの眺め。 輝く白峰に憧れた日を思い出す。 今週は、こいつと何処へ行こうか。 朝方まで悩んだが、先週訪れた石徹白の村から谷一つ西側から三ノ峰を目指すことにした。 最後の端を渡ると、先週東から眺めていた願教…

石徹白の森 田打ち桜

春を告げる時の花として、古くから人々に親しまれていた。 コブシが咲くとそろそろ農作業を始める時期ということで「田打ち桜」とも呼ばれているという。 花の付け根にちょこんと、おしゃれに羽根飾りをつけたコブシがちょうど見ごろでした。 こちらはタムシ…

石徹白の森 足元の顔見知り

こんにちは、秋には輝く赤色の実をつけるマイズルソウ この付近の山を歩き始めて一年、顔見知りになった花々は よりいっそう親近感を覚える。 ツクバネさんも踊り始めた。 名前を知らなくても頼める野草たちとの出会いだけど 一つ一つ図鑑と見比べ名前を知る…

石徹白の森 祈りの散歩道

森の奥へ奥へと、カニコウモリのトランペットが響き渡る。 大きな葉っぱだなー 小鳥の声に空を見上げると、ウワミゾザクラが木漏れ日に揺れる。 小さなミツバチが羽音を響かせる。 足元にもたくさんの花が咲き始めている。 ここは花の山に続く道 白山へ詣で…

石徹白の森 雪虫のこと

置いてけぼりになってしまったのか、雪の訪れを告げるといわれる、雪虫が一人さみしそうに芽生えを待つ梢にしがみついていた。 仲間たちはみな、北の国に帰ったというのに、このままじゃ溶けちゃうよ。 白い雲と一緒に北に向かう最後の風が吹いた。 さような…

石徹白の森ー大杉から始まる道

黄金色に風になびく麦の海を渡り、緑の山へ足を向けた。 石徹白の森はゆっくりと雪解けを迎え始め里を潤し始めていた。 大量に降った雪は天然の白いダム ゆるやかに里に注ぎこみ、田畑を潤す。 小さな流れが集まり流れ下り、山里の田畑は銀面に満たされ始め…

命輝く季節

GW単身赴任先からの帰阪 早朝、私市の裏山はことしも変わらず、白い竜が待ってくれていた。 ただいま。 オオルリの囀りが谷にこだまする。 今年はいつもの年より個体数が多い気がします。 窓の外はすぐに緑がいっぱい。 やっぱりここはいい場所だと実感する…