のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

旅-但馬散歩

変化

朝目が覚めると、こんこんと雪が降り続いているが、暑い雪雲に覆われている空から、時折太陽がうっすらと顔をのぞかせる。 いつのまにか、世界は白の女王に魔法をかけられ、あっという間に姿を変えていく。 その変化は見ているものの心を捉えて離しません。 …

スノーシュー

神鍋高原のゆとろぎ温泉に入ろうと出かけると、スノーシューがワンコインでレンタル出来る張り紙が目に入って来ました。 これは、借りるしか無いと思い、早速手続きをすませて名色地区の、廃スキー場の回りを散策することにしました。 アカゲラの鳴き声に目…

光の中へ

生まれくる君はこれからどこに向かうのだろうか。 厳しいことも、悲しいこともあるけれど、きっとよいことがそれ以上に有ると思う。 せめぎあう狭間の季節。 生き残った命は光を求めて祈りを捧げる。 祈りが季節の神に通じたのか、どんよりと垂れ込めていた…

春の足音

天空の城は雪に閉ざされていましたが、天空では数羽の鳶が、詩を歌いながら楽しげに大空を舞っていました。 鳶が生活しやすい環境なのでしょう、但馬地方を訪れるとよく鳶を見ます。 おーい春よ来い、春よ来い。 ピーヒョロロ。 歌声に誘われ、馬酔木の蕾の…

魂漂う場所

白い化粧をまとった天空の城「竹田城」はこの日、何時もと違う不思議な雰囲気を漂わせていました。 耳を澄ますと攻め上がる敵兵の声が聞こえてくるような気がする。 まるで過去へ扉に向かって一歩一歩足を踏み出していくような気がします。 戦国の世、攻め寄…

植村直己と15年後の君へ

植村 直己さんが、マッキンリーで消息を絶たれて29年が立ちます。 私の少年時代に、数々の冒険を行われたあこがれの人でした。 ◆立ち止まって考えること めまぐるしく流れていく日々。 そんな日々の中でもふと立ち止まり、心をゆるめる時間を作ることを大…

神鍋溶岩流

神鍋高原一体は、山陰海岸ジオパークにも含まれる火山地帯。 溶岩流が創りだした渓谷には数多くの滝があり楽しめます。 冷たく降り続いた雨は、夜半過ぎに雪に変わり降り積もり、 時折、枝に降り積もった雪が時折音を立てて落ちてくる。 しんしんと降り積も…

永訣の朝

1年ぶりに訪れた但馬地方は、雪国の永い冬を思わせるどんよりとした 雲があたり一面を覆っていた。 この風景を見た時、佐藤 慶さんが詠まれている、宮沢賢治の詩集「春と修羅」の中の一つの詩 「永訣(えいけつ)の朝」が思い出されました。 ■永訣の朝 今日…

山陰海岸ジオパーク

今回の出張散歩。夜間作業のため、午前中はホテルでダウンでしたが、夜まで少し時間があり、気ままな散歩が楽しめます。(^^) 城崎温泉を過ぎ海岸沿いを少し走ると、圧倒的な海岸美が迎えてくれました。 言葉が出ません。 ゆっくりと、美しい海岸をドライブし…

雪の竹田城

秋の雨・虹に続き、再び訪れた竹田城。その都度素敵な姿で出迎えてくれます。 今回は雪景色で出迎えてくれました。 降りしきる雪の中、山城への急坂を期待をふくらませて登り切るとそこは雪の国。 山城であるが故に厳しい気象。築城にも苦労があったことでし…

雪の立雲峡

竹田城の谷向いに位置する立雲峡。 季節は冬、雪が舞、幻想的な自然の一面を覗かせてくれます。 大雪の中、針葉樹の樹の下は大きな屋根の下。 きっといろんな動物たちが守られているのでしょうね。 キラキラと光る、雪に隠された宝石達。よく見ると、雪の結…

モノクロームの世界(冬の竹田城へ)

秋から数回に渡って訪れている地。兵庫県朝来市(あさごし)竹田城 今回も素晴らしい夢の世界を見せてくれました。 小雪のちらつく中、山城を登りきっていくと、そこには、白と黒の世界が迎えてくれました。 一瞬の雪雲の切れ目から差し込む陽の光に照らされ…

生野銀山を尋ねて

竹田城を道山陽方面に少し下ると生野銀山があります。 朝早いこともあり、誰もいない銀山跡を散策できました。 かつて日本は、世界有数の鉱山資源を持った国だった。 ここ、生野銀山もそんな鉱山のひとつです。 そこは数々の人々の努力の結晶の地でもあった…

思いをつなぐ虹の竹田城

徹夜明けの帰り道、今度はどんな顔を見せてくれるのかドキドキしながら、再び竹田城を訪れました。夜半から雨が降ったりやんだりしぐれているのですが、一方で雲の切れ間から星がまたたく不思議な天気は朝になっても続いていました。 時折まだ雨がパラつく薄…

時雨空の城崎温泉

週末出張徹夜仕事に備え早めに出発し、平安時代から続く城崎温泉に立ち寄りました。 とりあえず、まずは腹ごしらと、駅前すぐの大黒屋さんで、カニどんをいただきました。 カニミソと卵の汁が絶妙の味を醸し出していて、おいしいかった(^^) 大黒屋 大谿川沿…

天空の城「竹田城」

一晩の仕事を無事終え、朝焼けの帰路、再び古城の町を訪れました。 円山川から見上げるりりしい姿にしばし見とれ、立雲峡に登ってみます。 秋から冬にかけての冷え込んだ早朝に現れるという川霧が織り成す、ダイナミックな風景。 温かい朝だったので、諦めて…

但馬吉野「立雲峡」

竹田城下から見下ろす円山川。その対岸に、但馬吉野と呼ばれれ、春には四千本とも桜が咲き誇る立雲峡がそびえている。 山中の公園からは、雨霧にかすむ竹田城を眺めながらすこし登ると、愛宕神社が迎えてくれました。 立雲峡には、樹齢300百年を超える苔…

雨の竹田城

夜半から降り始めた雨の中、わだやま竹田の町は、雨霧に包まれていました。 天空の城として有名な、山城「竹田城」は、竹田の町を見下ろすようにどっしりとたたずんでいます。 その山形から、別名「虎臥城」とも言う。 ゆっくりと、雨の中訪れる人もまばらな…