日々の暮らし-こよみ
春分の日と秋分の日 お日様とお月様がよーいどんで、綱引きを始める日 さあさあ、秋の大運動会の始まりだよ。 どちらが勝か負けるかそれはお空に聞いてみるしか分からない。 わっしょいわっしょい、お日様の応援は「夏の雷様」 どんどんどん どんどんどん と…
立秋「寒蟬鳴(ひぐらしなく)」 ふと気がつくと朝夕に窓から涼風が流れ込んでくる。 カナカナカナ、カナカナカナ 谷向こうの木立の中からヒグラシの声が聞こえた。 里でヒグラシの声やツクツクボウシの声が聞こえ始めると 夏の終わりももう直ぐそこまで来た…
土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) すこし過ぎてしまったけれど、この「こよみ」が、なぜか気になった。 梅雨が明け、むっとするほどの暑さだけれど、 この暑さが、草木には潤いを与え命を育む。 木の年輪がぐっと延びるのもこの季節ですね。 ミツバチ 蒸…
七十二候:半夏生「はんげしょうず」 梅雨真っ盛り、ハンゲショウの葉が白く染まり始める 夏至から数えて十一日目を半夏生という。 この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)と言って、大雨になることが多いという。 今も南方で台風が3つも発生していて、…
「夏至」 冬至とは逆に、一年でいちばん昼が長く、夜が短くなる時期。 自然のリズムに寄り添い暮らしていく気持ちを大切にしたい。 朝、4時頃には明るくなり、私のリズムも朝方に変わっていく。 人は太陽と共に身体のリズムが変わると思う。 ともすると、忙…
「梅雨」 [ 梅が黄色く熟す頃に降る雨。 そんな季節を、いつの頃からか人は「梅雨」と呼んだ。 春一番のかぐわしい香りを運んで来てくれた梅園は、甘い熟した梅の香りに包まれていた。 梅の花は人の心を溶かし、気持ちを和らげる。 青梅で作った梅酒は、会話…
汗ばむ日が続くようになり、夏の気配が急速に色濃くなり始めた。 立夏から立秋までの季節を夏期と呼ぶ。 蛙が鳴き始め、田植えの季節ももうすぐだ。 じっと眠っていた細胞が爆発的に活動を開始し 湧き出るように新しい命が世に放たれ、命を謳歌する。 木々の…
水辺の植物も、ぐんぐんと育ち始め 空に鯉のぼりも泳ぎ始めた。 卵から生まれたばかりの生き物達が、草木に隠れ賢明に行きようとしている。 多くの危険に立ち向かい、立派な大人になる。 人も虫も、一皮むけるには、試練が必要なんだろうな。 過酷な試練を生…
春分の日と秋分の日。 季節の変わり目にお墓参りをする習慣はいつからあるのだろう。 善通寺 ■春分の日 春が見直に感じられ始め、生き物達も恋の歌を奏で始め 「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」 そして「春のお彼岸」の頃 先祖代々続いているお墓を大事…
御形(ごぎょう) 春の七草のひとつ。 七草粥の頃には、もっとちぢこまっていたが、ここのところぐんぐんと 大きくなってきました。 枯葉の布団を脱ぎ捨てて、暖かくなったなーと、次々と顔を出す春の草花たち。 秋から残っている、残り葉が春風にゆらりと揺…
とんとんとん。 とんとんとん。 もう春だよ出ておいでと、誰かが戸を叩く。 命あるもの、いっせいに目をさまし空に向かて大きな背伸びを始めるころのことを 古の人は「啓蟄」と呼んだ。 啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」 日が長く…
春雨降り、地ゆるみ始め、草木が一斉に芽生え始める。 しとしとと降り続ける雨は、雪を溶かし、凍てついた地を一気に目覚めさせる力を持っている。 生き物はどうやって春を感じるんだろうと不思議に思う。 だけど、人も春を感じる力を忘れてはいない。 日頃…
時は立春「魚上氷」 川や湖の氷がすこしづつぬるみ、氷の下でじっとしていた魚が活動を始めてくる頃 源流 しかし山入る道は、侵入者を拒むかのよう凍り付く。 ここから先は、選ばれし者しか進むことを許されない場所。 軽はずみな気持ちではいれば手痛いしっ…
■あれれ、南天の実が一つ、ぽつんと残っていた。 あちこちの家の庭先などに植えられている南天。 お正月にはたわわに実っていたけど、1ヶ月の間にどこの南天もほぼ実が無くなっています。 関東では梅の蕾が膨らみ始めたということですが、関西ではまだ堅く…
木々眠る春を待つ。 じっと見を縮めて春を待つ。 待っていると、少しづつ日が伸びる。 人は時を感じるすすべを忘れたが、森に生きる者達は時をしっかりと感じているようです。 一輪一輪と咲き始めた早春の花達 今は「大寒」の頃 まだ少し早いかな。 気の早い…
キリリとしてた、気配が漂う社寺と春の気配が漂う古道をのんびりと歩いていると あくびの声が聞こえた気がした。 あーあ。 だれだい、なんだか騒がしいね。 もう春かい? 春一番を告げる、蝋梅の花が芳しい匂いを漂わせていた。 いい匂いですね。 去年歩いた…
大阪で過ごす何度目かのお正月。 不思議と、山の辺の道を歩いてみたくなる。 寒波到来で風強く、雪もちらつく天気予報の中、奈良の古道を訪れた。 今年は、日本最古の神社で、三輪山を称える、大神神社(おおみわじんじゃ)から歩き始めることとする。 この道…
第五十四候 楓蔦黄 稲刈りも終わり、秋の野菜の植え付けも一段落。 あとは、春を待ちながら収穫を楽しむだけ。(^^) ヤマノイモ あ! 玉ねぎ植えないと。。。 ユリノキ 暦通り、山から里へと季節は移り変わり、里の木々も少しづ黄ばみ始めた。 朝晩の冷え込み…
大雨時行(たいうときどきにふる) 梅雨が開け、夏本番の頃。 先人の知恵である暦を見ると、「大雨が時ふる」と注意を促す。 おもしろいな、天気図に「ほとんど停滞」って書いてある。 天気予報を聞いていると、太平洋に停滞した高気圧に押し流され、 大陸側…
大暑「たいしょ」 快晴が続き、気温が上がり続けるころ。 一年で一番暑い季節がやって来た。 水遊びが楽しい季節。 人それぞれの暑さのしのぎ方。 私は木陰でのんびり昼寝かな(^_^;) しかし、節気を気にすると、本当に季節季節をうまく言い表していて感心し…
■しょうしょ 暑さがだんだんと強くなっていくころ。 小暑と大暑の間を暑気といい、これから夏本番に入ります。 蝉が鳴き始め、梅雨明けも間近。 暑中見舞いを出し始めるも時期でもあります。 ■第三十二候 はす はじめて ひらく 夜も深まる闇の中で、蓮の花は…
「芒(のぎ)」とは、イネ科の植物の穂の先で、針のようにとがっている部分のこと。 穀物の種まきや麦の刈入れ、稲の植えつけに適した時期とされる。 一方で、そろそろ梅雨入りの報も聞こえる頃。雨空を見上げる日も増えてくる。 私市の村は、少し遅い田植え…
夏の始まりの時期で、春分と夏至の中間にあたる。 この日から立秋の前日までが夏季となる。 新緑が深まり、田畑の作物もぐんぐんと育ち始めるています。 いつの間にか、蛙があちこちで鳴き出始めました。 もうすぐ田には水が張られ、蛙の大合唱が幕開けです…
しとしとと、降り続くは恵みの雨。 畑の夏野菜も植え終わったタイミングで、おいしい穀雨が降ってくれた。 地を潤し、作物を根付かせる大切な雨を人は穀雨と呼んだ。 ■穀雨 二十四節季の一つ。陽暦の4月20日頃。 地上の穀物に実りをもたらす雨が降り注ぐ…
1年の無病息災を願う朝は、この冬一番かと思う冷え込みに見舞われました。 古人達は、寒空の中、若々しいいろに輝いている七草たちに、瑞々しい命を感じたのでしょう。 せり(芹) 日頃、道端のあちこちに生えているのに、見過ごしている草。 「こんなの食…
立冬の頃。 私市植物園では、冬の桜が咲き始める冬の訪れを告げる。 一雨ごとに、急速に秋が深まっていきます。 野の草花も冬枯れの色に染まっていきます。 残り少なくなった秋の花に、小さな命が集まり、必死に命をつなごうとしている。 小さな嘴で蜜を吸お…
田畑の準備が整い始め、それに合わせて降る春の雨。 穀物の成長を助け、実りをもたらすこの季節の雨に人々は感謝し、こう名付けたのでしょう。 今年の穀雨は20日、夕方から暦通り雨が降り始めました。 日が昇るとともに次第に雨は小振りになり、靄が木々に…
あの春の暖かさは何処に行ってしまったのかというほど、先週末から異常に冷え込みが続きます。 こんな現象にもきちんと名前が付いている。 ■寒の戻り(かんのもどり) 暖かくなった頃、一時的に以上に寒くなること。 寒が明けた立春以降の寒さを示す。 そん…
筍が顔を出し始め、沢筋を歩くと沢山の羽蟲が飛び交う。 季節は、生き物たちが活発に活動する季節に入りました。 草むらでは、小さなガガンボ達が交尾を行い。 まだまだ小さなキリギリスも、いっちょまえに長い触覚を伸ばしている。 岩陰の割れ目から、脱皮…
ゆっくりと足踏みをしながら、季節が移り変わる「雨水(うすい)」の頃 朝起きると窓の外は一面霜が降り、寒さが振り返した週末の里山。 週末に降った雨は岩の草ごけを湿らせ、ぽつりぽつりと水滴を落とす。 その水滴は、冷たい空気に冷やされて氷となってい…