なにが、そう思わせてていたのか、もう一度訪れてみたいと強く思いが残っていた地。
九州の右肩にポコリとコブのように出っ張っている国東半島を訪れたのは、もう20数年前の事。
その時は気が付かなかったが、ここは時間が流れる速さが違うのかもしれない。
ゆっくりと、仏の島に分け入っていきます。
■幸福をいきわたされる菩薩「ふうげんさん」
ひっそりとした道端の祠には「普賢菩薩」が祀られていました。
文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍として仕えていらしゃるとのこと。
地元の人の手書きの説明板が微笑ましい(^_^)
またがっているのは象ですって。
■神仏習合
日本人は、八百万の神と仏の神をうまくとりいれ、混ぜあわせることの出来る不思議な民族。
こちらの鳥居は、「龍神宮」と掘られています。
この地は、「神仏習合」が今なお色濃く残っている場所でもあるらしい。
■鬼会の里
この辺りの風景は、山がそそり立つ独特の山容が目立ちます。
この不思議な光景の里では今も鬼会が催されるとのこと。
目の前の河原では、お不動様が川の氾濫を抑えていらっしゃいます。
険しい山里では、ソバの花が風になびいています。
やはりここは、素敵な時間の流れる国でした。