のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

Pygmaei(伝説上の小人)

あ!
いた!

仕事の合間に訪れた三重県上野森林公園で、数年ぶりの再会です。

学名:Pygmaei(伝説上の小人)。
日本一小さなトンボで対象20mm程度。トンボ消しゴムぐらいの長さでいつみても
「ちっちゃ」って思わず声が出てしまうほどの大きさ。

ほーらだんだん近づいていきます。

しかしカメラのズームってすごいですね。
昔の出会いは肉眼でしたので、こんなに近くまで近づけるなんて。
本当に自分が小人になった気分になってしまいます。
ニコニコしながら眺めていると、逆立ち芸まで見せてくれました。

くろんど園地にもまだいるのかな?
薄く水の張った沼地が少なくなっていることもあり、なかなか見かけることが少なくなった小さな小人。

沼地には、いろんな草花も咲いていました。
 ヌマトラノオ
花咲く沼地の空では、ふわりふわりと風の吹くままに華麗にチョウトンボが音楽に合わせて踊っていました。

だれが耳を掻くのかな(^^)
地下茎にはごく小さい半透明の捕虫嚢がついていて、地中の微生物を食べてしまう食虫植物とのこと。
 ホザキノミミカキグサ
小学生時代の夏休みの科学研究で植物採集をした時に、この鷺草も取っていたほど数十年前は普通に溜池のそばに生えていましたが、最近ではほとんど見かけることが少なくなり残念です。
 鷺草
あちらこちらで、桔梗が咲いています。
この独特の紫色ってとても好きな色の一つです。
 桔梗
桔梗とともに秋の七草の一つ「ナデシコ」。ナデシコジャパンも頑張ってますね。
あと一勝!頑張ってください。
 河原撫子
可憐で繊細な沼地の住人たちは人々の営みと深く関わり生活しており、人々の営みの変化とともに徐々に見かけることが少なくなってきているのでしょうね。