のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

爪跡「くろんど園地20120814明け方の豪雨」

今回は上の橋は流されんかったが、側溝が溢れ道路が冠水し、もうすこしで家まで浸水する所だった。

こんな光景は10年ぶり。たまには仕方がないが今後度々起こらないか心配だ。
くろんど園地に向かう尺治川最上流の家の方達がつぶやいていました。
 
昨晩から明け方までひきりなしに雷が鳴り続けた夜。夜半は雷ばかりでほとんど雨は降りませんでしたが、明け方1時間あまりの間にバケツをひっくり返したような雨が振りつけました。

まさか、ここまでとは。道はえぐり取られ陥没しています。

今まで大水といえば台風という思い込みがあったのですが、最近のゲリラ雷雨とでもいうのでしょうか、ものすごい力を持っているものです。

その激しさは凄まじく、近くの高速道路でも道路が冠水し自動車が数台抜け出せなくなったり、朝から各方面の電車がとまっていました。

いたるところから水がわき出し、水は独自に道を築き始めます。
 
一滴一滴では潤いを与えてくれ無くてはならない水も、いったん暴れだすと手がつけられない凶暴な龍へと変身してしまいます。

園道は、これが本来の姿出会ったであろう、元の川に戻っています。

昔から龍神様をお祭りし、龍神様の怒りを鎮めるために祈り。時には雨乞いのお願いをする。
現代に生きる人々はそんな謙虚な気持ちを忘れかけているのかもしれません。

月の輪の滝の小さなほこらも流されていました。
自然にもっと寄り添って生きていく事の大切さを夜通し龍神様は訴え続けていらっしゃたのかもしれません。

睡蓮池の管理棟前の道路がえぐられ土砂が池には大量の土砂が流れ込んでいます。

府民の森なのですから、来園者のみんなで少しでも復旧のお手伝いなどできたらいいのですが。

強欲にならず、小さな人々の力を合わせ、ほんの少し謙虚に自然のおすそ分けを頂く。
そんな園地になっていけばいいのですが。

被害に合われた方々の一刻も早い復旧を願います。