2週間ぶりの私市(きさいち)植物園は、秋の匂いが漂い始めていました。
ススキの根元に「ナンバンギセル」が芽吹き始め、
ユニークな絵の看板がススキの根元に掲げられていました。
葉緑素を持たず、養分をススキからもらって成長する寄生植物です。
万葉集では「思草(おもいぐさ)」の名で呼ばれたとのこと。
ギンリョウソウと同じような形をしていますね。
うつむきかげんに頭をもたげるその姿が、なぜか気になります。
明るい林の中を歩いていると、星の雫が落ちてきたように何かがキラキラ光っています。
近づいてい見ると、星の雫のような花が咲いています。
名前。良くわからないのですが、「星の雫」と名づけましょう。
耳をすますと、小さな鐘の音が響いてくるような気がします。
草むらを覗くと、小さな小人が鐘を揺らしていたように、ツリガネニンジンの花が風に揺れていました。
■私市植物園「花の情報」平成24年9月7日
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植物園の入り口においてある「花の情報」を移り変わりが分かって面白いかもしれないと、貼り付けてみました。