今日は、よく歩いたなあ。
日が暮れ始め一日が終わろうとしている中、心地よい疲れとともに、道を下る。
後ろ髪を引かれながら下る道は、登りとは違う顔を見せてくれ、また楽しい。
ああ、斜陽の景色は本当に美しいな。
日が昇りまた沈む。
毎日の単純な繰り返しの中にこそ現れる美しさ。
でも決して同じ瞬間にはめぐり合うことはないであろう複雑さ。
眠り地着いた先人の作りたもうものは、時とともに静かに朽ち果てていく。
この永遠に繰り返される豊かな時を、ゆっくりと感じられる幸せは、
なにものにも変えがたいと思います。
今年も小さな命が生まれました。
10年後、20年後、100年後。
この森はどんな森になっているのかな。