のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

比良山「落とし文を追いかけて」

夏も近い比良山に一筋の風が爽やかに吹く。
見上げると森のゆりかごが風に揺れていました。

足元を見ると点々と、文が置かれている。
この日は落とし文をたどりながら、緑濃くなった森を楽しく歩くことになりそうです。
しかし、「落とし文」とはよく言ったものです。

初めて比良駅からバスに揺られて、徒歩1時間の所をあっという間に登山口まで辿り着く。
30度を超える暑さとなった週末。
バスに乗ると金糞峠までの足取りも軽くなり、なかなか快適です。

どちらまで行かれるのですが?
武奈ヶ岳まで。
暑そうですよ。
気おつけて言ってください。
など、声を掛け合いながらのとなるのは、バスで一緒になったから。
一人静かな散歩道も良いものですが、こんなやりとりもたまには楽しいものです。

さあ、今日はどこルートを歩こうかな。

見上げると、青い空。
容赦なく太陽が降り注ぐ。
こんな日は、沢沿いで昼寝して、森のなかを下るのが良さそうです。