緑が濃くなり花の季節は終わったかのようであった尺時の谷。
梅雨に入ると同時に、あちこちで、初夏の花が咲きはじめ、
尺冶の谷を輝かせていた。
カタバミ
蝶もあちこちで飛び交っている。
6
あ!
今年もササユリが咲き始めていた。
優しくも、凛としたその姿。
朝日に向かって、ハーモニーを奏でているオカタツナミソウ。
森の花々が、それぞれの歌を奏でている。
そんな森の景色です。
ほんと。
次々に花々が咲き誇る。
まるで手品のようです。
花の花が終わり。
初夏の花が咲く。
そして、初夏の花が終わり。
夏の花が咲く。
いつしか季節は通り過ぎ、巡っていく。
目を開けているだけでは、気づかない日常。
見ようとしなければ見えない日常。
26
あすは、どんな日常に気づくことが出来るのか。
日常に気づくこと。
それこそが、幸せのタネだと思います。