セミの声とともに、むっとした陽炎の中にある真夏の花。
そんなイメージが私の名かにある木槿の花でしたが、
気まぐれな、週末の天気は木槿を艶やかに変身させていた。
激しく打ちつけた雨がやみ、雲の切れ間から光が漏りに差し込んだ
木々の梢から差し込む光の先に目を移すと、雨粒をいっぱいにたたえた木槿の花が輝いていた。
野山に花が少なくなる夏。
私市植物園には、全国一とも言われる木槿が彩りを添えてくれるが、
暑いなーと思うだけであまりじっくりと見ることはありませんでした。
そんな私に、神様が下さったチャンスなのかもしれません。
平安の昔から人々に親しまれ、夏の茶花としてもかかせない存在の木槿。
すてきな夏の花「木槿」
花言葉は「信念」
それがしも、その日暮らしぞ花木槿
小林一茶