のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

国見山「霧氷」

■霧氷(むひょう)
霧などの水蒸気が氷点下となり、樹木などに結晶として付着して冬の花、霧氷となる。
 
霧氷は生まれ方によって、樹氷(じゅひょう)、粗氷(そひょう)、樹霜(じゅそう)の3種類に分類されるという。

樹氷(じゅひょう)
霧が気温マイナス5度以下に過冷却された状態で、樹木などに吹付けられると、
泡を多く含む白色不透明の顕著な結晶が風上側へ向かって、羽毛状に成長するも
のを樹氷と呼ぶ。

触ると脆く、パラパラと儚く散っていく冬の花
風が強いほどに風上に成長し、この様を俗に「エビの尻尾」と呼ぶ。

■粗氷(そひょう)
霧氷の一種。空気中の過冷却した微細な水滴が地物や樹木に凍りつき,無数の氷
粒の層となったもの。樹氷に比べ,氷は透明に近く,また粒子の形もはっきりし
ない。

■樹霜(じゅそう)
樹木の枝などに付着した白い氷で、冷たい冷気にさらされて、大気中の水蒸気が
枝の上に昇華してできる。
気体から液体を経ずに直接個体となるため、氷の結晶は針状、板状、コップ状など
様々な形態を見せてくれるという。

樹氷は、霧によって生じ、樹霜は空気中の水分が物体の表面に結晶して出来る。
冬の晴れた日の早朝にできるが、このようなときには薄い霧が発生しやすく、
この霧の水粒が樹枝に氷結したものは樹氷である。
夜間から早朝にかけて霧が無い朝に見られるのが樹霜ということです。

そうなんだ。
前日に降った雨が霧を生み、夜の冷気と優しい風が優しく美しい花を育ててくれ、
私を待っていてくれた。

山には四季折々の風景があり、また一つ新しい世界に出会うことが出来、知らな
いことを知ることが出来た。
今度はどんな景色に会えるかな。
一期一会の出会いが楽しい、遊山です。