暗闇にすーと光る一本の光の筋
はかなく、せつない光が灯る。
ふけば消えそうな灯火が、一つまた一つと光り出す。
ほたる。
なんて不思議な生き物なんだ。
いっさい熱を発しない。まばゆいばかりの光を放ついきもの。
人がいくら考えてもまねることが出来ない自然の神秘
ほたるは、どうして光を得ることが出来たのだろう。
永い永い暗闇のなかで、光にあこがれ続けて手に入れた力なのだろうか。
それとも、月から生まれ落ちた化身なのか。
それは神のみぞしる、真理なんだろう。
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