のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

梔子(くちなし)

梔子(くちなし)
アカネ科クチナシ属の常緑低木
花言葉:「幸せを運ぶ」「清潔」「私は幸せ」「胸に秘めた愛」

果実は山梔子(さんしし)と呼ばれ生薬の一つである。

調べてみると花弁は、わずかに甘みがあって、芳香があり、生のままでも口にすることができる。また、咲いたばかりの新鮮な花を酢と醤油で味付けして食すとのこと。

古く飛鳥、天平時代の頃から布地の染料に使われてきたり、無害の黄色着色料としてたくあん漬けや栗きんとんなどにも利用されている。

また、食用の他、古くから染料や漢方薬の原料として身近に使われてきたらしい。
利用方法は、完熟した果実を11月頃に霜が降りた後で採取し、数珠繋ぎにして風通しの良いところで陰干しする。

消炎、止血薬として黄疸、肝炎、血便、血尿、不安、不眠、吐血に効果があるという。山梔子を、1回2〜3グラムを0。2リットルの水を加えて、せんじながら半量まで煮詰めたものをこして、食前に飲むという。

打身や捻挫などには、5〜6個を粉末にして、少量のうどん粉、卵白、おろししょうがとよく練り合わせたりして和紙にのばして、患部に貼り、乾いたら取り替えるとよいらしい。

こうした、古人達が試行錯誤を経て私たちに伝えてくれたものを忘れないように大切にしていきたいものですね。
ps
八重咲きの品種は、実はつかないんだって。