冬枯れの草原に目をこらしてみると、小さなヒシバッタがこちらを見つめていた。
小さな体で必死に冬を乗り切ったようだ。
どこにいるか分かるかな。
■スピードを落とすこと
いつもよりさらに、スピードを落としてゆっくりゆっくり歩いてみると
あちらこちらに、生き物達の息づかいが見えてきた。
これまた、どこに何がいるのか分かるかな。
真ん中の緑の葉っぱのところに小さな蝶がいるよ。
太陽とともに花開いたカンサイタンポポの花の中で何か動いている。
小さな小さなカミキリムシだ。
一生懸命花粉を口に運んでいる。
あざみのロゼットには、小さな赤いてんとう虫
よく見ると、アブラムシを追いかけていた。
まだ、花も少なく、食べ物の少ない季節。
春一番は小さな虫たちから動き始めるようです。
普通に歩いていたら気づかない息遣い。
スピードをぐっと落として見つめてみると、小さな命に気がつくよ。
それは、普段の暮らしでも大切だと思います。
ふとすると、足早に通り過ぎる日常ですが。
意識してスピードをおとすと、いままで見えていなかったものが見えてくるかもしれません。
大切なものに気づくかもしれません。
スピードをおとして歩いてみよう。