のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

キク科つながり

きれいに草かりの終わった田んぼの畦に、ぽつんと残されたアザミの花が好き。

私市植物園でもきちんとアザミの花は草刈りから残されている。

アザミってなんだか気になる花。

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そんな薊の花について調べてみると、アザミの花って、スコットランドの国花なんですって。

紋章を見てみるととてもよくアザミの特徴を捉えています。

なんだか人の形に見えて今にも話しかけてきそう。

Scottish Thistle (Heraldry).svg

日本の国花は?と確認してみると。

正式には決められていないけれど、広く人々にひたしまれている、「桜」と「菊」が通例的に国花と言われているとのこと。

春の桜に秋の菊

アザミの花はキク科、日本の国花と同じ種なんですね。

どんな紋章なんだろうと思って確認すると、ああ、そうっか、菊の紋章は、パスポートの「十六一重表菊」に使われていました。

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そして、在外公館などに使われているのは「十六八重菊」で十六一重菊の花びらの間にもう一つ花びらがあしらわれてある「菊の御紋」が使われている。

 Imperial Seal of Japan.svg 

家紋って日本だけでなく、海外でも時の権力者が象徴として使われてきたのですね。

今更ですが、デザインの力ってすごいものがあるものだと、再認識しました。

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