2017-07-08 かげろう アカメガシワの葉の裏で、小さな命が生まれた。 くっきりした愛くるしい目 ピンと尖った角のような触覚 そして長い尾をもつ儚い妖精 その最後の命の灯火は数時間ともいわれ、人はその儚さを陽炎に重ね。 そのもののの名をカゲロウと呼ぶ。 命つなぐため、この世に生きる。 ただそれだけ。