小さな頃、は大きな土管が転がり缶蹴り、鬼ごっこ、ボール遊びなど子供の遊び場だった空き地は今、訪れるものも少なく静かに秋の花が風に揺れていた。
鍵の壊れた柵をあけ、そっと中にはいってみた。
何かいるかな?
いるいる。
実りの秋だけど、花は段々と少なくなってきている。
空き地は残り少ない花を探し、多くの昆虫たちが集まっていた。
結構ハチの種類が多いようです。
小さなハチから大きなハチまで、いろんな種類が群れていた。
残り少ない、ハチたちの小さなオアシスなのかもしれない。
少しずつ奥に入ってみる。
カメムシもいました。
やっぱりいろんな虫達が暮らしていた。
枯れ草の中では、蝶たちが一休みしている。
羽はもうボロボロに傷つき、飛ぶ姿も弱々しい。
里に霜が降りるのももうすぐそこ。
虫たちの大半は冬は越せない。
空を見上げると、ハヤブサのつがいが仲良く飛び交っていた。