雨が降った翌朝は、西高東低の気圧配置となりぐっと冷え込むことが多くなる。
そんな秋の雨上りの朝、すこし早起きして田のあぜ道を覗くと刈り取られた畔草にびっしりと露がついた素敵な光景が広がっていた。
草露の水滴はどこからやってくるの?
この素敵な結晶はどうやってできるの?
科学とは、自然を読み解くこと。
不思議に思うこと。なぜ、なぜ、なぜなんだろうと思うこと。
◆湿り空気線図(h-x線図)
人はこつこつと、ふしぎと向き合い。
観察し、推測し
なぜを発見してきた。
仕事柄よく利用する、この湿り空気線図もその賜物
この図を見るだけではよく理解が難しいが、自然現象と照らし合わせるとあら不思議
本日の朝の湿度から、何度まで気温が下がれば水滴が出現するかがわかるんだ。
コツコツと実験を繰り返しこの表を作った先人には脱帽します。
気温が上がれば空気中に含まれる水分の量は増え
気温が下がれば、分子が縮こまり水分を押し出す。
昼間気温が高く湿度の高い日中から、一気に冷え込んむ秋の朝
近くの草むらを除くと素敵な景色に出会えるよ。