もう20年来の付き合いとなった信楽の友人は私の動植物の先生。
紆余曲折があり3年前から信楽で芋農家を営んでいる。
今年はチャレンジの年だったとのことだけれど
春は低温で植え付けが送れ、秋は雨続きでの取入れ遅れや
乾燥処理がしっかり出来なかったことで、多くの芋が
出荷できない厳しい状況になってしまった。
自然は一筋縄にはいかない。
試行錯誤が続くから苦労もあるけれど、その分うまく言ったときの
喜びも大きいのかもしれない。
発見
サツマイモは茎を植えつけて育つが、どう芋がつくのか知らなかった。
芋は茎の節毎にひとつ育つという。
だから、3節より4節、4節より5節の苗のほうが芋がたくさんつく。
そして横に植えると同じ大きさに育ち、縦に植えると、地面に一番深い
芋が大きくなり、地表に近い芋は小さくなるという。
ジャガイモは、茎の周りの根が肥大して大きくなるの。
芋のつき方が分かれば、掘り方も違い、芋を傷つけることも少なくなる。
春植えと秋植えがあるが、芋は1年1回植えるのがよく、春取れた芋を
秋に植えるのはよくないという。
今まで何の気なしに植えていたが、はやり奥が深い。
自然薯はジャガイモと同じように種芋を植えることで近年栽培が可能になった。
自然薯
そして基本は土作り。
なんでもそうだけれど近道はない。
急がば回れを実感しました。