のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

広島とあの日のこと

1年ぶりの広島
今回は、初めて市内に泊まる。

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広島といえば、誰もが一番に思い浮かべるのは、原爆でしょうか。
今回の仕事場は、平和記念公園の直ぐ側でしたので、早朝の静かな時間帯に訪れた。

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初めてこの場所を訪れたのは、小学生の社会科見学の時
覚えているのは、資料館のあまりの生々しい展示物の数々に衝撃を受けたこと。

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祖母から聞いた話では、幼い母を背中におぶって洗濯物を干していたときに
呉の方に大きなきのこ雲が見えたといい、呉に大きな爆弾が落ちたと思ったという。

私の故郷は呉からさらにひと山越えた田舎で、広島からは約40kmほど離れていることを思うと、とてつもない大きなきのこ雲だったことでしょう。

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雲の下ではたくさんの命が、失われ苦しんでいた。

その心のくるみ味はこの場所にいた人しかわからない。
なぜ、この場所なのか。
あの時間なのか。
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あれから時が経ち、記憶が薄れていく
でも、やはり8月6日8時15分になると、毎年思い出す。
悲しい鐘の音とともに。 

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忘れたいけれど、忘れてはいけないこと。
人は同じ過ちを繰り返す動物かもしれない。
でもこれだけは、繰り返してはいけないと本当に思う。

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日常での様々な事件が繰り返され、世界各地でも繰り返される悲劇は終わることはあるのか。

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そんなことは分からないけれど、一度ここを訪れてみることは立ち止まって考えることにつながると思う。

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もし時間が巻き戻せるなら、あの日よりも前にもどしてほしい。

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