ひっそりと人気がなくなった、冬枯れた植物園を歩く。
私市植物園は、森の植物園
冬の間は、近くの野山と同じように、ほとんど花は見られません。
確かに花は綺麗で目立つけれど、花の時期だけが植物の姿ではないと思います。
新緑、深緑、紅葉、そして冬枯れの姿
私は、このしんと静かになった、冬枯れの季節が好き。
時々差し込む暖かな日差しを浴びながら、季節の名残を探して歩く。
ここはゆっくりとした時が流れる場所。
言葉では、「種」とか「実」とかいう一言だけれども、いろんな姿かたちがあるのには本当に驚かされます。
みんな子孫を残そうと、いろんな作戦を編み出した。
はねたり、ひっついたり、とんでいったり、およいだり。
この子は、どんな作戦なのかなと、思案しながらあっちへフラフラ、
こっちへフラフラ。
そんな時間が楽しかったりする。