野呂山のすそ野に広がる小さな三角州に広がる小さな町がある。
大川を中心に広がる町は、時とともに少し変化していた。
年々街のあちこちで、建て替えや道路整備が進んでいてその変化は年々激しくなり、小学校前の書店は取り壊され、屋根から突き出ていた大楠は、小学校の校庭で命をつないでいた。
アトリエだったと聞く平屋の周りは、時間がそこだけと待ったように、ポツンと建っていた。
路地を入ると、廃業したお風呂屋さん
お風呂上りに飲むコーヒー牛乳がおいしかったのを覚えている。
次に帰ったときはどうなっているのかな?
家は生き物、人が住んでこそ長持ちする。
日々風を取り入れ、手入れをすることで生き続け、住んでいるものと一緒に育つと思う。
この家も、まだまだ大事に育てていきたいものです。