山裾から山頂を仰ぎ見て、白く染まっている姿にワクワクし
白い世界に向かって歩を進める。
この冬はそんな光景によく会える年です。
本来、水分が氷となる温度は一般的に零度とされているが、氷になるのに必要な、核と結びつかず、空気の中から出ていきたい、出ていきたいといっている状態(過冷却状態)に、何らかの衝撃をくわえると、一瞬に結晶化する。
それを人は、霧氷
霧の氷と呼ぶ。
もろく、崩れやすい氷の結晶
化学変化がもたらす自然の儚さ
消えやすく、儚いものに何故か人は惹かれる。
白く、美しい。
ただ、それだけだけれども、厳しい世界
近づくものを拒み、拒絶する白の世界
でもなぜかワクワクする白い世界
山頂には、そんな光景が広がっいた。