ゆっくりと景色や木々を見ながら歩く、上りが好き。
山を歩く醍醐味は、季節の変化を感じ、風を感じ、光を感じるなど
沢山の驚きのシャワーを浴びること。
あ!
宿木だ。
冬、木々は葉を落とし、宿木がよく目立つ。
冬の時期、実を鳥がついばみ、ネバネバを持った粘液に包まれた種が糸を引いて木の枝などに付着する。
日本では、ブナやミズナラ、クリ、エノキなどなどの木に着生が確認されている。
宿木は、幸せを感じるいろんな言い伝えがある身近な植物
あ、だんだん雲が薄くなってきたようだ。
朝は光の変化にいつも心がときめく時間
一様でない不規則な造形が作り出す形に見とれてしまう。
空気中の水分が冷気に冷やされ、木々の手の先に白い結晶となり舞い降りた結晶に
雲がながれ、風が吹くたびに光が変化する。
時の流れがゆるやかになり心が緩む
心が体から離れて、空に浮かんでいくような気がした。