山頂の気温はマイナス5℃だった。
風が強いので、シェルを来て、山頂に行ってみよう。
山小屋が立つ岩陰から空へ飛び出すと、いきなり強風が吹き付け、
美しいだけではないぞと、厳しい声で叫んでいた。
一歩、岩陰からでると、遮るものが泣く、北からの強風が吹きつける。
風の通り道に足を踏み入れると体感温度がグッと下がる。
寒い。
シェルのフードの紐をぐっと締める。
山に登るとき、風を読むことはとても大切だとあらてめて実感する。
風の通り道で寒いなーと広げていたこともあった。
雲が湧き初めた。
さあ、いい場所まで降りてご飯にしますか。