のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

初夏の伊吹山「雲現る」

 雲が出てきた。 

地表から空に向かって100m上がると約1度、気温が下がるという。

今度温度計をもってきて、確かめてみようかな。

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地が温まると、空気が動く。

空気が動くということは風が起こる。

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山の斜面に沿って空気が昇ってくると、高度の上昇とともに空気は冷やされる。

空気はその実の中に水分を含ませることが出来るという不思議な性質がある。

また、あたたかいほど多くの水分をその体内に取り込むことが出来る。

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遠く離れた太陽の熱により、大地は温められ、空気も温められると、より多くの水分を含むことが可能になる。

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もう一つ

温められた空気は軽くなり空に昇る性質があることが知られている。

その力は、人を空に連れて行ってくれるほどの力を持つことを知り、人は空に舞い上がっることを覚えた。

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大地から解き放たれた空気は天に上ると、急速に冷やされる。

空気の中に含まれることのできる水分量は、どんどんと少なくなり部屋の外に押し出されていき、押し出されたものは、粒が大きくなり雲として空に漂う。f:id:noronoyama:20200621051309j:plain

日々繰り返されるこの現象により、山頂には大量の水が集まり、生き物を潤してくれている。

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山は大きな実験場。

学校で学んだことを実際に体験できる。

知識ではなく、身をもって五感で感じることができる。

不思議を感じることが出来る。

地球の動きを感じることが出来る。

それって、大事なことだと思う。

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