季節は、七十二節気で数えるところの「半夏生」
夜半に振った雨もやみ、仕事までのひと時、翌朝は武家屋敷の匂いが漂う、「長町界隈」に繰り出した。
前夜、お邪魔した「みよし」さん
とてもおいしい料理を頂いた。
ご馳走さまでした。
さて、タイムスリップに出かけますか。
右を見て、左を見て、手をあげて。
武家たちの匂いが残る、街並みに足を踏み入れていく。
道幅は「二間幅」で約三歩半!
江戸時代前半に作られた道だといい、今も古い街並みではその三歩半の道幅があちらこちらに、その名残りを残しているという。
あと少し終戦の判断が遅れていたら、この街も空襲でなくなっていたかもしれないという。
そんな話を聞きました。
しかし、すっきりと手入れされた庭は気持ちがよいものですね。
なんだか背筋がピンと伸びる気がします。
不意に、木戸が開き、武士が出てくるのではないかと錯覚してしまいそう。
夜半の雨に濡れた、植木たちがとても瑞々しく、美しい。
日本の植物っていいな。
長町界隈の家のちょっとした植え込みには、山野でもよく見かける植物たちが、素敵に輝いて見える。
こういうのっていいよな。
何でもないけれど、何だか懐かしい。
そんな街角はなんだか懐かしい匂いが漂う光景だな。