梅雨空を見上げながら今回もお預けかなと思っていたが、南の方から梅雨明けが報じられ初め、長引いた梅雨もとうとう終わりが近づいたようだ。
北陸地方は、富山、石川、福井と3県のうちどこかで雨が降っていたら梅雨明け宣言はでないと、ニュースで行っていた。
そんな週末、よし出かけてみようと富山駅発、黒部行きの始発の電車に乗り込んだ。
初めての黒部駅
行き当たりばったりのスタイルで出かけてみたら、結構切符買うのに並んでいるや。
まあ、今回は雨上がりだし、岩場は滑りそうなので湿原を巡ろうと考えていたし、せっかくなので黒部駅から室堂まで歩けるところまで歩いてみようかな。
どこに登山口ありますか?
ちょうど出勤されてきた職員の方に教えていただき、草むらをかき分け材木坂と呼ばれる、美女大良までの道に足を踏み入れた。
狭い坂道は、夏草が芽生え始めていた。
今回は、夏から早春の季節を遡るのを楽しみにしている。
そしてもう一つ、残雪の残る室堂まで、標高差だいたい2000m、距離にして20kmぐらいか。
名古屋に転勤して、近くなったアルプス。
今まで分け入ったことがないので、自分でもどれぐらい一日に歩けるのか、また、テント泊で連続して続けて歩きつづけることができるのか。
そんなことも、ちょっと様子を見たくて、下から上がってみることを選んでみた。
長い年月をかけて侵食した深い渓谷は、稜線あたりはまだ雲がまとわりついていた。
うまく、あの中に入れれば、霧の森に湿原の風景が楽しめるかもしれないな。
材木坂と呼ばれる、このコースの材木とは、溶岩が急速にひえかたまった時に、柱状の結晶となったものが砕け、材木のような石が連なるからという。
なかなか、急なみちだな。
でも、こんな道結構好きです。
梯子あり、倒木あり。
草木かき分ける道
昔の人は、この道を歩いて登っていたんだろうな。
キラキラ光る、実をつけた
まわりを見ると、森に囲まれていた。