のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

白山「大地の鼓動」

白山のこと、名前は前から聞いていたけれど、何となく知らなかった。

何となくということは知らないことと同じこと。

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今回訪れてみて、いろいろと興味がわいて調べてみると、石川県のHPに「白山の自然史シリーズが多数アップされていた。

とても興味深い冊子が多数あり、これを片手に歩くと、10倍白山歩きが楽しくなりそうです。

 

www.pref.ishikawa.lg.jp

白山は、日本の屋根「中央山岳地帯」から切り離された独立峰で、高山帯としては最も西に位置する山であるとのこと。

100万年前の氷河期に、北半球に大きく広がった動植物は、その後の温暖化に伴い次第に高山に移動し、それぞれの住処を見つけたという。 

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ビジターセンターから上の山頂付近は、風化のため、崩壊した岩石が蓄積した地盤が広がり、岩屑荒原(がんせつこうげん)と呼ばれる大地が広がる。

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この荒れた地の深くには、いままだ息づくマグマが生きていて、ここ数百年は活動していないが、注意は必要なことを改めて感じた。

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それにしてもなんとも言えない光景だ。

聞けば、、滅多にないほどの眺望だという。

遠く、御岳(右側のぎざぎざ山頂)や乗鞍(真ん中)が雲の海に浮かぶ。

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山頂部には多数の小火口があり、今は琥珀色の水をたたえた火口や、一年中雪渓が残る場所となっている。

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大地の息吹を感じる。

そこに立ってみないと分からないことはたくさんある。

自ら感じ、体験することの大切さを改めて感じた瞬間でした。

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人間ってちっちゃいな。

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