のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

沼津アルプス

伊豆半島の西側の根っこの部分「静岡県沼津市

急な出張となり前入りすることとなった。

鉄骨むき出しの駅舎に売店、残念ながら売店は閉まっていました。

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せっかくの晴天、富士さんを眺めながらハイキングが楽しめるという沼津アルプスを少し歩いてみることにした。

駅から30分ほど歩き、急な階段から始まった。

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九十九折の道を黙々と上る道のところどころ、木々の合間から富士山が見え隠れする。

ここから見る富士山は手前に、山が一つあって、ひょっこり頭を出した感じなんだ。

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一つ目の山頂の展望台に立つと、小さな富士山のオブジェ

昨日降った雨が水たまりとなり、3つの富士山がそこにあった。

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ここからは360℃の風景が広がり。北に富士山、西は優しく弧を描く海岸線が彼方まで続ていた。

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さらに、南に目を向けると、太平洋に突き出した伊豆半島

山と海の間に町がびっしりと詰まっている。

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道はあちこちに手作りの看板があり、歩きやすく、南国特有の、常緑樹が主体の森が続く。

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クロガネモチかな。

この木は、小さなころ家の畑に父がたくさん植えて育てていて、思い出すとなんだか懐かしい気持ちがする木。

どっしりして、それでいて優し気な樹形が好きです。

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鹿子の木(かごのき) クスノキ科の常緑樹

 特徴ある樹肌、なんだったかなと調べてみた。

 木肌が小鹿の肌の模様に見立て、鹿子の木と呼ばれる。

こうやって、気になったのを何度も調べて思い返していくのを繰り返すうちに、ひとつづつ、友達が増えていき、さらに山歩きが楽しくなる。

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日が少しづつ西に傾いていく。

沼津アルプス、低山なんだけどけっこなアップダウンの道が続く、

どこまでいけるかな。

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おや、今年初の桜だな。

少しづつ季節は冬から春に向かっている。

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今日はここまでにしようかな。

道を外れ、町に降りることにする。

昔はこのあたりまで、桑畑が続いていたとのこと。

苔むした石垣がひっそりと森に飲み込まれかけていた。

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また機会があったら、今度は海岸べりをたどって歩いてみようかな。

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