のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

藤原岳界隈「田作り始まるころ」

夜明け、テントの外は霧に包まれていた。

暦はちょうど、霞始靆 (かすみはじめてたなびく)頃にあたる。

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昼と夜の寒暖差が大きくなり霞を生む。 
今の新暦は、旧暦よりも少し遅いため平地では実感が少し後になっている感じがあるが、山の上では季節が半月ほど遅れた感じでちょうど暦にあっているのかもしれない。

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降り積もった雪は天然のダムと呼ばれ、次第に解け始め、地表を潤し田畑を潤す。

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畦にはフキノトウが芽生え始め、用水路には勢いよく水が流れ始め、田植えの準備が始まっていた。

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冷たい水は、田に水を張りお日様に温めてもらうという。

田起こしも終わっているし、もうコメ作りの準備は始まっているようだ。

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よい作付けが出来ますように。

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