鬼はーそと、福はーうち
ぱっと、開いて鬼を追い払うかのように
節分のころ咲き始めるという「節分草」
初めての出会いです。
石灰質の土壌を好み、関東以西に分布し、落葉広葉樹の林床に時に群落となって広る。
晩秋から冬にかけ、あたり一面が雪の下の地中の奥深い中にある、黒褐色の塊根から白い眼を上に上にと伸ばし始め、雪解けとともにいち早く地上にその姿を現すという。
長い間、こんなにも沢山の花が人知れず野山で咲いているということ知らずに過ごしてきました。
可憐で繊細で、触ると消えてしまいそう。
それでいて、たくましい命を感じさせてくれるその姿に人は魅了される。
野山を歩く楽しみは数あるけれど、小さな出会いの積み重ねが楽しいこの頃です。