引き返す時間の目安を決めて稜線歩いてみることにした。
いつも新幹線で東京に向かうときに、大井川を越えて北側に富士山をふさぐように立ちふさがる愛鷹山の峰々は、今から約40万年前から約10万年前に活発に活動した火山帯であったという。
火口があったのは、位牌岳の西側ということなので、ちょうど正面のギザギザした鋸岳の左側あたりなのかな。
そう思ってみると、ぐるりと火口をめぐる形になるのだろうけれど、活動を停止して時がたち、風化が進み険しい南側の山容は荒々しい姿を見せている。
崩れたがけを見てみると、幾度となく繰り返された、火山活動の歴史が大地に積み重なり断層になっている。
もろく崩れやすい地層にも木々は育つ。
強いものです。
今、富士山は静かに眠りについていて穏やかに見えるが。
噴火はいつやってきてもおかしくないという。
たった300年前とう地球の時計の中では瞬きほどの前のこと。
昨日、桜島が噴火したというニュースが流れていた。
遠くない日に起こると予測されている富士山の噴火
その時、人はどう動くのだろう。