のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

霊仙山「島津越えの道」

 この日はゆっくり家を出て、寝床を探しながらの散策を楽しむ。

どこか気持ちの良い河原でもよいかな。
それとも、山に登って月夜を楽しむのもよい。
どちらにしても、小春日和の心地よい日差しなかを行くのは心地よいものです。

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カーブを曲がると、小さな集落があった。

この道は、近江と美濃を結ぶ道として古くから交通の要所だったといい、

関ケ原の合戦で敗れた島津軍が敵中突破し逃れて通った道ということで、人々はこの道を「島津越え」と呼ばれるようになった道という。

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ぽつりぽつりと点在する山間の集落。

しかし、人と生活の匂いが薄れるとともに、次第に山に帰っていく。

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人が持ち込んだであろう、シャガに、ツルオドリコソウ。

どちらも人とつながりのある植物に人の匂いを感じる。

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夕方、霊仙山の登山口の最奥部にたどり着いた。

夕暮れまでまだ時間がある。

このまま行けるところまで行ってみよう。

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