いったん国道まで下がり、桂の門番に挨拶をし。一本東側の登山口、石徹白(いとしろ)口をたどることにした。
先祖は、色に様々な名前を付けてくれた。
芽吹きの色だけでも、様々な色の名前がある。
■柳色(やなぎいろ)
初夏の柳の葉色を思わせる明るい黄緑色
■浅緑(あさみどり)
春に芽吹いた若葉のような、うすい緑色
■深緑(ふかみどり)
青みと黒みの強い濃い緑色
■千歳緑(ちとせみどり)
松の葉の緑のような濃く暗い緑色
■若菜色(わかないろ)
初春の若菜のような明るい黄緑色
春先の山菜の色全体を指す爽やかな色
■若草色(わかくさいろ)
早春に芽吹いた若草のようなあざやかな黄緑
■草色(くさいろ)
若草が色濃くなったようなくすみのある濃い黄緑色で、みずみずしい『若草色』が濃くなると草色に変化する。
■黄緑色(あさきみどり、きのあさみどり)
鮮やかな黄緑色。古くからある色名。『浅緑』の派生色
■苗色(なえいろ)
稲の苗のような淡い感じの緑色で、萌葱色の明るい色
■岩井茶(いわいちゃ)
やや茶みがかった黄緑色
残雪の山を仰ぎ見ながらの、色探し
楽しい時間です。