とうとう名古屋にも緊急事態宣言が発令された週末
人気の少なそうな静かな山ともくろみ、東濃の二ツ森山へと向かった。
森の上に、二つの峰がポコポコとそびえ、頂上部から展望が素晴らしい山とある。
峠の登山口は、手入れた植林の森から始まった。
笹枯れが目立つ。
手で追ってみると、バキッとおれる。完全に枯れている。
干ばつで手入れされ、笹も枯れた、光差し込む林床は、小さな命がたくさん芽生え始めていた。
枯れるものがあれば、生まれるものある。
数年たった若い木立も多い。
ちょうど、私のおなかの辺りに若々しい新芽を延ばしてくれて、風が吹くたびに挨拶してくれる。
おはよう。
おはよう。
みんなの声につられて
ひこばえも、ダンスを始めたようです。
優しい葉を広げるのは、朴のひこばえ。
さすが、ホウノキの大きなつぼみに丁寧に織り込まれていた葉っぱが伸び始める。
手品を見ているようだね。
おや、この葉っぱはバイカオウレンのようです。
見回してみると、一輪だけ、名残惜しそうな花びらがくっついていました。
この森は、四季折々訪れる森の候補になりそうな予感がします。