ぽろりと、頭上から落ちてきた。
見上げると、コウヤマキが大きく枝を伸ばしていた。
「木曽五木」の一つでこのあたり全域に自生しており、「福岡町の木」にも指定されているという。
木曽五木というのがあるんだ。
「あさひねこ」
木曽五木は「あさひねこ」と覚えると良いらしい。
あ:アスナロ
さ:サワラ
ひ:ヒノキ
ね:ネズコ(クロベ)
こ:コウヤマキ
なんですって。
これから、このあたりを散策する楽しみがまた増えた。
「あさひねこ」探してみよう。
植林の森の林床は、笹が枯れていたが、落葉樹林帯に入ると両側に笹が現れ始めた。
鹿によって笹を食べられた山域が多いため、初めて気が付いたが、スギ、ヒノキの植林帯の中では笹は生きずらいのかもしれないな。
ほのかに香り立つ、小さな花のミヤマシキミが咲いていた。
この花をきっかけに、ちらほらと、春の花たちが、目を楽しませてくれだした。
山を歩いていて、花や鳥、動物たちをの出会いはとてもワクワクして楽しい。
その姿を愛で、名前や人とのつながりや生態の不思議を知ったりすると、さらに楽しい。
出会いは。何かのご縁。
四季折々に花開き、1年のうちのほんの短い間、1-2週間の間の一瞬のこと。
そのご縁を大切に楽しみたい。
北部地域の雪も解けた。
これからの季節、北部地域をあちこち散策して回りたい。
どんな出会いが待っているか、楽しみです。