のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

御嶽山「時を大切にする小屋のこと」

五の池小屋

空に小屋があると、本当に助かる。

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周辺の状態を確認できたり、緊急時の避難先になったり、周辺山域の登山道の整備をしていただいていたり、想像を超える恩地を訪れる私たちに与えてくれているのだと感じる。

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そして何より、行動の自由度が大きく広がる。 

心の自由度が大きく開く。

そして何より、行動の自由度が多く広がる。 f:id:noronoyama:20210613171644j:plain

ストーブに火が入った。

暖かいですね。

暖かいのもいいけれど、心が落ち着くよね。

食事までデッキでくつろいで来たら。

数少ない今日の宿泊者たちが、思い思いに、時をくつろく。

気持ちいいですね。

そんな言葉が自然に出てくる。

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うわ、山の上に畳ですか。

この畳って、風呂場に引く畳らしく、そのまま外に放置していても何ら問題ないという。

まさか、山の上で畳の上に大の字になり大空を見上げることが出来るとは。

しかし、気持ちがいい。

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五の池小屋前のデッキは、2年前の豪雨で、崩れてしまったという、

今、ご主人のアイディアで3種類のデッキが並び、人の笑顔が集う場所となり、

人と人をつなぐ場所となっている。

目の前には、もうすぐ消えてしまう五の池が輝き、早くたくさんの笑顔がここに戻ってくるのをひっそりと待っていた。

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くつろぐ楽しみ、ゆったりとした時を楽しむく楽しみを分かち合いたいとい、ご主人の心の現れを感じる。

夕食を終え、ランプに火が灯る。

山小屋の早い夜は更けていった。

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夜中にこっそりと起きだし、空を眺めに出てみた。

ランプの灯はほんわりと灯ったまま時を過ごしていた。

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空には満天の星が輝いていた。

天空で過ごす時間は、不思議な時間。

心安らぐ時間。

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ここにはゆったりとした時が流れ、過ぎていく。

時を大切にする。

そんな五の池小屋だとふと思った。

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