梅雨明け翌日、良く晴れて気持ちの良い登りが続きます。
思った以上に快調に登り続けることが出来るが、高山病でつらくなるといけないので、意識的に休憩を入れるようにしました。
山小屋は、うまいこと斜面の窪地を利用して作られているなと感心します。
穏やかな時は気が付かないが、厳しい気象条件の時や体調不良の時には小屋がそこにあるというのは、本当に心頭良くありがたいことです。
富士山は3つ、最近の研究では4つの富士が折り重なって今の姿になっているという。
東側の噴火が活発で、一番新しい噴火が今から300年前の宝永噴火だという。
その痕跡は非常に雄大で見入ってしまう。
眼下に広がる景色は、地球が丸いことや、人など本当にちっこいものなんだよなというようなことを思い出させてくれる。
富士は北アメリカ、ユーラシア、フィリピン海プレートという大きな3つのプレートがせめぎあう場所にあるという。
この場所、この景色はすべて地球の営みとして生まれているものだということ。
そんなことを知る前から、人は富士を見上げ、崇めてきた。
日本各地のはるか遠くから眺めることが出来る富士にあこがれを抱いてきた。
さあ、登頂だ。
日本一高い富士の山は、大きな青空に向かってそびえていた。