のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

秋の小秀山「感謝の道」

滝の注ぎ口に一株の白い花が咲いていた。

その花びらから滴った水が、あつまり水しぶきとなって谷を下る。

傍らには赤く色づき始めたナナカマドが季節の変化に戸惑ったように風に揺れていた。

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渓谷に遅い光が差し始め、飛び行く前の綿毛を揺らす。

この株は前回は花を咲かせていたよなとか、季節を変えて訪れるとたくさんの変化を感じられて時々の発見があるので面白い。

一度ではもったいない、気に入った場所があれば季節を変えて、いや最低でも月一回は訪れたいものです。

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今年の目標は、そんな変化が楽しめるお気に入りの場所を探すこと。

あっちにふらふら、こっちにふらふら。

なかなか居場所が定まらない。

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もう少しかかるかな。

あちこちを歩いてみて、私にとって大阪の自宅裏の「くろんどの森」は、本当に程よく面白い。

あちこちみてみて、その良さがわかってきた。

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さあ、見えてきたぞ。

山頂の山小屋だ。

左横に見えるのが御嶽山だけど今日は雲に隠れているね。

どこまで行こうかな。

そうだな、天気も下り坂だし、もう少し行ってみて、今日は程よいところで引き返すことにしようかな。

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歩いてきた道を振り返る。

厳しい登りが続いた道だからこそのご褒美の景色。

光と紅葉のコラボレーション

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急とを上りきった小秀山は、小さなアップダウンを経て山頂に至る。

今日はこの辺にしとくかな。

冬を前に笹原はきれいに刈り取られて整備され、とても歩きやすくなっていた。

この広大な登山道を維持し続ける思いを感じる。

ありがたく、歩かせていただいています。

感謝です。

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