何だろうこの「ふわふわ」は。
触ってみると、とてもふわふわで気持ちがよい。
ガマの穂のような植物もないし不思議なフワフワだとその時は思った。
帰って調べてみると、幸せの妖精「ケセランパサラン」と呼ばれているもののようです。
正体は猛禽類に襲われた野兎などの肉片が舞い、乾燥して丸くなったものとのこと。
なんと、そうとは知らず、もっとよく観察してみるんだった。
世の中にはまだまだ知らないことが多い。
◆紅葉の変化
夏の日の光を取り込み、栄養を作り出す役目を終えた葉っぱたちは、次第に散っていき、木は眠りへの準備に入る。
緑色をした葉緑素は分解され体内に取り込まれていき、もともと葉っぱに含まれている黄色や茶色の色素が目立ち始める。
そして不思議なことに、木々の種類によっては赤い色素が生まれるものもあるとのこと。
ゆるやかな時の流れる空を見上げながら、木々の不思議をじっと見つめた。
◆火を見つめるひと時
大きなブナの森の木の下で、一夜を明かすことにした。
炉で暖を取りながら星空を見上げると星々のきらめきが葉の陰に揺れていた。
火が落ちてくると背中から冷えてくる。
そろそろテントに潜り込むか。
◆大きなブナの木の下で
大きな葉っぱで守られたテントは夜露もかからず快適な場所
夜中にテントから顔を出すと、何かがそこにいる気がした。
いい夜だった。