私市駅から歩き始め、尺治の谷を上り詰めると水連池が広がっている。
5年ぐらい前に浚渫されたが、雨の度に流れ込む砂により大分と埋まってきた。
あの大きな鯉はどこに行ったんだろう。
水連池の周辺には、東屋、案内所(今は無人)があり、雨音を聞きながら
ここでのんびり読書などするのも楽しい。
お昼時には、皆ここで休憩したりお弁当を広げたりしている。
奥の尾根上のゴルフ場からは管理道が伸びている。
ちょっと中を覗いてみた。
くろんど掲示板が冬バージョンに変わっていた。
若いころ、こうゆうのを一生懸命作ったなー。
いい思い出です。
管理道を外れると、谷の流れに沿って小道が続く。
この付近には春にはササユリがぽつぽつと咲き、とても良い雰囲気になります。
左側のささやぶにはたしか、ツルリンドウが咲いていたよね。
この時期だったら。
あ、いたいた。
ちゃんといた。
キラキラ光る丸々と太った紫色の実がそこにいた。
おや、誰かがかじった跡がある。
おいしいのかもしれないね。
ツルリンドウはくるくると絡まって伸びていくが、
サルトリイバラは稲妻型の茎と、棘で引っかかっていく。
まだまだ植物によって、どうやって伸びていくかは様々で
くるくる、ギザギザをよーく見て観察するのも面白い。
ひと月前に咲いていたキッコウハグマを覗きに横道にそれた。
花火のような花びらは綿毛となり風に揺れていた。
こんな感じになるんだ。
花が咲いているときだけでなく、芽生えから枯れるまでの移りすぎていく姿に惹かれる。
ボランティアで仲間たちと。
毎年の夏休みに子供たちと止まったキャンプ場。
想いでいっぱいのキャンプ場の竈はきれいに片づけられ、静かに年越しを待っていた。