のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

命輝く季節

GW単身赴任先からの帰阪

早朝、私市の裏山はことしも変わらず、白い竜が待ってくれていた。

ただいま。

オオルリの囀りが谷にこだまする。

今年はいつもの年より個体数が多い気がします。

窓の外はすぐに緑がいっぱい。

やっぱりここはいい場所だと実感する。

道端にはシャガの花びらから朝露が垂れている。

今年のGWは春から冬へ、季節が行ったり来たり。

こうして季節は移り変わる。

海の向こうに旅立っていた娘の1年ぶりに無事に帰ってきた。

大切な宝物が出来た1年だったようです。

古道具屋さんと知り合いになり居候したこと。

沢山の友達が出来て、最後にヨーロッパ中を巡り訪ね歩いたこと。

心配だったろうに、よく飛び出していったものだ。

若いってうらやましい。

なんだか少したくましくなった感じがする。

日本の事に興味がある人も多く

神道について聞かれることが多かったとのこと。

八百万の神があり。

なんにでも神様になる日本の心の中にあるものは、

外から見ないと意識しないものなのかもしれません。

2年前の台風で倒れた私市植物園のユリの大木の根は、

ゆっくりと草木に取り込まれ始めていた。

死と再生

脈々と受け継がれていく命の流れ

目の前の木を見て普通にそう感じるのも、

受け継がれた心が感じるのかな。