季節の変わり目か、空模様はめまぐるしく変わる日が続いている。
空を見上げ、今回はゆるり遊山に徹することに切り替える。
白山の岐阜県側の登山道の中腹にある、大倉山山頂の避難小屋に荷物をデポ
様子を見ながら行けるところまで行ってみよう。
雨音が弱まるのを待ち、腰を上げる。
高度を上げ、灌木の背丈が低くなり始めると、大気の流れが直接変化がダイレクトに体にあたってくる。
小さな雨粒を含んだ風にサラシナショウマの花が揺れる。
葉陰に大粒のベニバナイチゴがこっそりと色づいている。
一口頂くと、少し渋みがあった。
稜線に出ると、風も強くなってきた。
こうこのあたりにしておこうかな。
今回はここまで。
引き返すことにした。
よいミストの中を心地よく下り始める。
この天気だと人気の白山も今日は登る人はいつもより少ないだろう。
変化を楽しみ、ゆるりと小屋で楽しむことにしよう。