地図で見る空木岳への道のりは長い
午後からは天気が崩れてくる予報だが、前夜YHで飲みすぎて少し出遅れた。
北側に延びる木曽駒ケ岳に向かうロープウェイはさぞ混んでいることだろう。
人混みが苦手な私は、マイナーな道が好き
おや、おはよう。
ヒキ君が出迎えてくれた。
朝から天気が良い。
お日様に温められ、湿った空気が雲となり天に昇り始める。
晴天もよいが、残暑厳しい日
雨が降るまでもなく、上手くいけばミストに包まれるがごとく、
雲の中の登りが楽しめそうだ。
ありがたい。
昨夜の激しい雷雨に濡れた空へ続く道を黙々と
一歩一歩足を前に出して進む。
小さな一歩だけど、こうやって前に少し足を前に出していたら
不思議なことに、いつか目的地に着くんだ。
苦しくない程度でいい
上に向かって登っていく。
たま休んだり、下ったり。
誰かと語らって一休みするのもよいものだ。
ね。
コマドリが過ぎ近くまで寄ってきてくれて、
顔をかしげてうなずいた。