のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

彼岸の開田道 かんざし

きらきらと、光に輝く宝石がある。

なによりも美しい宝石が輝く。

一瞬の出会い。

今日、この時、この瞬間でないと出会うことはないであろう一瞬の出会い。

ひとこまの瞬間に出会えた瞬間、心に電流が走る。

一度体験すると、まるで麻薬のような感覚。

またあの瞬間に会いたい。

あの声を聴きたい。

ついそう思ってしまう。

季節をたがえ、何度も同じ道をたどる。

一度、二度、三度と通う旅に寄り添い心地よく景色がなじんでくる。

不思議あだなあ。

故郷とのような懐かしく心地よい気持ちが胸に広がる。

なつかしくも物悲しいそんな気持ち。

開田道は、そんな気持ちにさせてくれる森が広がる場所

遠く、どこまでも続く場所。