彼岸の週末
毎週のように台風がやってきて、大気をかき混ぜ季節は進み
森の木々は変化を始める。
今年の紅葉はまだ少し早そうだが、実は色づきはじめ
森には秋の匂いが漂い始めていた。
甘い秋の匂いが、涼やかな空気とまじりあい匂い建つ。
春・夏・秋・冬
季節にはそれぞれの匂いがあり、匂いは記憶を呼び起こす。
記憶の糸をたどると昔の声が聞こえてくる。
沢の水が聞こえてきた。
しばらくすると、かつてこの場所にあったという小屋跡にたどり着く。
歩き始めて2/3あたりだろうか。
ここからは、林層が変わりたどる道も変化する。